この記事はこんな方におすすめ
- ドッツカードについて知りたい方
- ドッツカードを始めたいけど弊害が気になる方
- 最近ドッツカードを知った子どもが2歳以上の方
- ドッツカードの使い方を知りたい方
- 七田式とドーマン式のドッツカードの詳細を知りたい方
- おすすめのドッツカードを知りたい方
- イラストドッツで効果があるか気になる方
ドッツカードは早期教育のシンボル的に紹介されることが多いので、何となく見たり聞いたことがあるママも多いはず。
もっと詳しく知りたい!といざ検索すると、ちらほらみかける“弊害”のワード。
ちょっぴり不安になるけど、でもこんなに有名なんだからメリットの方が大きいんじゃないの?と気になったりしませんか??
一方、子どもが少し大きくなってからドッツカードを知り、何歳までにすれば効果があるのか、気になるお母さんも多いはず。

ドッツカードとは ?
ドッツカードとは白い大きな台紙に赤丸がランダムに散らばった1~100までのカードのこと。
これらを素早く見せることで、数量の概念を認識することや、右脳を刺激することを目的に使用されます。
一般的にドッツカードは七田式とドーマン式が有名です。
中には手作りされる方もいるそうです。
ドーマン式は赤丸ドッツのみに対し、七田式は赤丸の代わりにイラストでドッツを表しているものもあります。
ドーマン式のドッツカードは家庭保育園の第二教室から販売されていましたが、現在取り扱い中止のようです。
お求めの方はヤフオクやメルカリに出品されていますので、そちらをご覧ください。また、ドーマン式のドッツカードに取り組む際は、ドーマン著書「赤ちゃんに算数をどう教えるか」に詳細が記載されているので、こちらも合わせて購入した方が分かりやすいと思います。
ドッツカードの由来は?
ドーマン式は障害児のために研究が始まり脳を半分失った子が健常児と同等の機能を取り戻す目的で開発されました。そこで予想を超える成果が表れ、これは脳が全部ある健常児では驚異的な成長をするのではないかというところから始まりました。
赤丸ドッツでないと効果はないの?
ドーマン博士によると、ドッツが赤丸なのは1番赤ちゃんに認識されやすいという理由。
赤ちゃんはコントラストがハッキリしてる方を好むため、この条件をクリアするのが赤丸なのだそう。
ドッツカードを開発にするあたり、ドーマン式ドッツはどのドッツの配置が一番効果的かも研究されているようです。
個人的見解
逆に言うと、少し大きい2歳、3歳ではイラストの方が見てくれる(経験談)絶対赤丸でないと効果はないということではないと思います。
また、ドッツの配置もドーマン式はかなり研究されてるようですが、元々はドーマン式のドッツは販売されておらず、実践される方は、自作のドッツカードを使用していたので、ドーマン式のものでないと効果はでないということではないと思います。それよりも大事なのは、コレ↓
ココがポイント
- 素早くカードを見せる(1秒以下)
- 継続する
- 親子とも気分のいい時にする
- お母さんが楽しむ
- テストをしない
ドッツカードは何歳までに始めれば効果があるの?
七田式
6歳までが有効と教材に記載
ドーマン式
"できるだけ早い方がより簡単に習得できる。5歳以下二歳を過ぎると、年を追うごとに実際の量や真の値を認識するのが難しくなる。 "
テレビで時々紹介されるような“瞬間的な算数”の力を手に入れようとするならば、理想の年齢は1歳以下。
しかし、ドーマン博士によれば、適齢期を過ぎた4~5才からドッツを始めても数学的センスは磨かれるようです。
弊害はあるの?
動画などでドッツカードをしている様子をみるとどうしても機械的に見えてしまうので、弊害などが気になってしまうと思います。
私が調べた限り現段階でドッツカードによる弊害の科学的根拠を示された資料は見当たりませんでした。(ただしアメリカの研究で乳児にテレビでカードを見せた子たちの発達は芳しくなかった…とどこかで目にしたことがあります。)
どうしても弊害が気になる方は百玉そろばんもおすすめ
うちに限って言えば、2歳から1年半ドッツカードをしていますが、弊害らしきことは感じません。そもそも効果自体まだよくわかりません。笑
私は1日数十秒のドッツにそこまでの威力があるとは思えなかったので( テレビを見続ける方がよっぼど影響力はおおきかろうと )取り組みに踏み切りました。
ただし1日に膨大な量を見せたり、無理やりみせるといったことは絶対NG!!
何かを得ることを目的に取り組むのではなく、コミュニケーションツールの一つとして取り入れるのがベストだと思います。
七田式とドーマン式のカードの違い
目的
- ドーマン式: 高速計算力を開発し、算数や数学の理解が早い子を育てる
- 七田式:"数の語りかけ・読み聞かせ"
取り扱う数 | カードの大きさ | 一日の進め方 | |
ドーマン式 | 1~50 | 28cm×28㎝ | 1~63日目までカードがセット済み |
七田式 | 1~100 | 21cm×15㎝ | 自分で考えセットする |
2項式の見せ方
- ドーマン式:二項式数式の数字もドッツで見せる。+、⁻、×、÷は読み上げるだけ。式は数字で表示
- 七田式:数式は読み上げるのみで答えだけドッツを見せる


ドーマン式ココがおすすめ
- ドッツカードの本家
- 数列、大小問題、等式と不等式、数の個性、分数、簡単な代数に対応できる
- 子どもの興味に合わせて進められる
ドーマン式ココがダメ
- カードが大きいのでフラッシュするのに練習が必要
- 見せる式を1~100の中で数字が被らないように3セット作る必要がある
- 中古品しか買えない
七田式ココがおすすめ
- 1日分が予めセットされており圧倒的に使いやすい!
- カードが手に収まりをフラッシュしやすい

七田式ココがダメ
三項式までしかない
ドーマン式と七田式どっちがおすすめ⁉
ドーマン式はこんな方におすすめ
- コツコツ物事を取り組める方
- 産まれてすぐ~1歳までに取り組みたい方
- 代数や分数も取り組みたい方
七田式こんな方におすすめ
- 継続して取り組むのが苦手な方
- 気軽に始めたい方
- 幼児からドッツカードを始めようと思う方
期待される効果は?
ドッツの成果は三段階で
step
1どっち選びで正解する(直観的に多い少ないが分かる)
step
2答えがドッツの姿で思い浮かぶ
step
3答えが数字になって思い浮かび、書き出せる
読み聞かせの一種ととらえて子どもとのふれあいタイムとするのが大事
絶対高速計算ができるようになる保障がないなら、こんな手のかかることしなくていいやと思われる方もいるかもしれませんが、高速計算は出来なくても、その他の数学的センスは養われますし、ドーマン博士曰く、ドッツをやらないよりやった方が遥かにいいそうです。
そもそも、普段私たち大人は、記号としての数字(1,2,3…)を使い、「1=・」「2=・・」「3=・・・」の概念が当たり前のようにありますが、赤ちゃんは、1,2,3と「・」「・・」「・・・」を結び付けることから始まります。
よく、1~2才の子が「いーち、にー、さーん…」といっているのに、物の数は数えられないということがあります。それは「いーち、にー、さーん…」はメロディーや文字を覚えているだけで、数を数える行為とは結び付いていないからです。ですから、ドッツカードは数の概念を教える目的でも十分使えますね。